シャングリラ2008-03-20

シャングリラ
ヤン・リーピン。知らなかった。
スポーツジムで無機質に流れるTV画像が目に入り、すぐにイヤホンを探し、そしてチケットを購入した。

ヤン・リーピンが主演・構成・芸術監督とマルチな活躍をする舞台「シャングリラ」、本日、オーチャードホールで堪能した。舞台を観た後のアンケートにはこう記した。

 美しすぎて泣きそうになったのは初めてです。

中国雲南省の少数民族の民族舞踏をヤン・リーピンが芸術作品に仕上げた。驚くのは踊っているダンサーは現地の人だということだ。底抜けな明るさはそこから伝わってくるのか、いや、それより、なにより、ヤン・リーピンである。
彼女の踊りはなんだったのだろう。月の前で踊る黒い影、指先の一つ一つに意味があるように動いていた。ラストの孔雀の精霊はもう圧巻。泣きそうになってしまった。理由は分からない。美しいと思っただけだ。

彼女自身も少数民族、ペー族の出身らしい。その他、ハニ族、イ族、ワ族、漢族と、中には渦中のチベット族のダンサーもいた。ヤン・リーピンは「踊るのは神様と話をするためなのよ」と母親から教わっていたらしい。神様と話をしてシャングリラ(理想郷)を訴えているのか。中国政府関係者にも観てもらいたい。

今ならCM動画がみられます。
 http://mv-theatrix.eplus2.jp/article/57678788.html

ヤン・リーピン。記憶。