真夜中の訪問者2007-11-30

はる
11月も終わろうとしているので寒い。けれども、まだコートはいらない。
だって電車の中で汗かくんだもーん。
そんな、世間では寒い季節でのこと、私は適量のアルコールを摂取した後、眠った。ぐっすり眠っていた。

ピンポーン、ピンポーン♪ピンポーン♪
最初は何の音か分らなかった。目覚ましにしているケータイを手に取り。違う?しばし混乱。
なんだ、なんだ。時間をみる。1:30。訪問者?
インターフォンのところに行く。寒い。モニターに映らない。マンション口でなく、そこまできている?なんだ?
そう思っていると、ドアノブをガチャガチャ、バタバタする音と共に奇声♪
おーい。なんだだよ?事件?

覗き口から外を見るが誰もいない。誰も見えない。ただ奇声がだんだんと聞き取れるようになってきた。
「もー寒い!」
「寒いよー!」
「開けて!」
「開けろー!」
なんだ?酔っぱらいか。
しばらくしたらいなくなるだろうと、温いふとんの中へ。

奇声はつづく。さらにドアノブガチャガチャがエスカレートしていく。
もーだめだ。
覚悟してドアを開ける。危ない人が隠れているといけないから、少ししか開かないようにして開ける。
かわいらしい酔っ払いの顔が現れ、素になってゆく。
???

マンションの入り口は鍵がないと入れない。もしくは、住人に開けてもらうかだ。だから、このかわいい酔っ払いは誰かにマンション玄関のインターフォンから連絡をとって中へ入ったはずだ。そして、きっと降りる階を間違えたのだろう。その開けた奴、心配して出て来いよー。もー。

事件かと思ったドキドキが続いてなかなか寝付けなかった?